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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ドゥームズデイ
DOOMSDAY

ドゥームズデイ
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2008年
アメリカ
時間110分
監督ニール・マーシャル
脚本ニール・マーシャル
音楽タイラー・ベイツ
出演ローナ・ミトラ、マルコム・マクダウェル、ボブ・ホスキンス、アレクサンダー・シディグ、エイドリアン・レスター

オフィシャルサイト

 オープニングは2008年のイギリス。スコットランドのグラスゴーで死のウイルスが蔓延。危機感をつのらせた政府はスコットランドを丸ごと城壁で囲って感染拡大を防止する。
 しかし、それから27年後の2035年、根絶したと思われたウイルスが今度はロンドンで蔓延しはじめる。ところが、隔離されて全滅したと思われていた城壁内に生存者がいることが判明。どうやらそこに坑ウイルス剤があることも分かってくる。そこで政府は特殊部隊を組織。女性兵士エデン・シンクレア(ローナ・ミトラ)をリーダーに据え、装甲車2台で隔離区域に潜入させる。そこに残されているウイルス研究者、ケイン博士(マルコム・マクダウェル)を探すのが彼らの任務だ。

 ドゥームズディ(地球終末の日)まで48時間のタイムリミットを背負ったシンクレアたちが、長いあいだ見捨てられた壁の内側で見たものとは?と云うのが本作のコンセプトであり、観客も当然、彼ら目線で彼らとともにその光景を目撃することになる。

 そこには、荒廃した街並みが広がり、モヒカン刈りや顔にタトゥーのパンクな野郎どもがたむろしていた。肉に飢えた彼らは、侵入してきた特殊部隊に猛然と襲いかかり、捕えた隊員を人間バーベキューにする始末だ。敵はそれだけではない。外界から隔離されたことを恨むケイン博士一派がヨロイ兜に身を固め、さながら中世の騎士のいでたちで部隊員に挑んでくる。ド派手なカーチェイスあり、女同士の肉弾戦あり、さらには騎士とヒロインの一騎打ちまであるサービス満点のアクション場面が、これでもかとばかりに展開する……。

 しかしこの気前の良さがアダとなり、観客はまるでゲームでも見ている気分にさせられる。そしてまた、感染地帯を城壁で囲い込む設定そのものが、犯罪多発でニューヨークのマンハッタン島を壁で囲ったJ・カーペンターの快作「ニューヨーク1997」と同じだし、その主人公“スネーク・ブリスケン”並みの片目に眼帯のヒロインにも笑ってしまう。つまり、カーペンター映画が好きな本作の監督N・マーシャルは、その女性版を作りたかったのだろう。いろんな映画を混ぜ合わせた分、B級活劇の匂いフンプンたる娯楽作となった。
(2010/01/07)

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