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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ショーシャンクの空に
The Shawshank Redemption

ショーシャンクの空に
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1994年
アメリカ
時間143分
監督フランク・ダラボン
脚本フランク・ダラボン
音楽トーマス・ニューマン
出演ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ウィリアム・サドラー、ボブ・ガントン、ジェームズ・ホイットモア

 本作はモダン・ホラーの名手スティーヴン・キングの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」が原作だ。とは云ってもこれはキングお得意の怪奇モノではなく、その名のとおり刑務所を舞台にしたお話だ。また、題名にある“リタ・ヘイワース”とは、40年代に活躍した大女優の名で、ここでも彼女のポスターが伏線のひとつに使われている。

 妻とその愛人を射殺したという、いわれのない罪で裁かれた元銀行員のアンディ(ティム・ロビンス)がショーシャンク刑務所に収監される。そこで彼は、看守による手荒い入所洗礼のあと、飢えた男たちの性的暴力や孤独と闘いながら、人間味のある“調達屋”レッド(モーガン・フリーマン)との交流を深めていくのだが、物語は収容時から主人公アンディを見守るこのレッドの“語り”で進行することになる。つまりこれは、レッドがもう一人の主人公であることを意味している。

 ある日、屋根の修理作業に駆り出されたアンディは、ふと耳にした刑務官の遺産相続話に、その解決策を助言。見返りに得たビールを仲間たちに与えて、一躍彼は囚人たちから一目置かれる存在となる。やがて、図書係に抜擢された主人公は、元副頭取の経歴を生かして看守たちの納税相談や、囚人への資格取得の勉強会をひらくなど、所内の環境改善に取り組んでいく。そんな主人公の才能を知った所長ノートン(ボブ・ガントン)は、私腹を肥やすためだけにアンディを自分のお抱え計理士とするのだが……。

 劇中、囚人たちへの慰安で上映中の映画は、ヘイワースの代表作でもある「ギルダ」のワン・シーンだ。彼女が登場する場面に釘づけの囚人たちが、その姿をスクリーンにとらえると同時に発する彼らの大きなどよめきが、当時の大スター、リタ・ヘイワースの人気の凄さを表してあまりある場面だろう。

 本作のように誰にもウケのいい作品は、だいたい見る前からその評判を前提にして見ることが多い。そのためおもしろさが半減することがよくあるが、奇妙な友情で結ばれていくふたりの男のこの物語は、T・ロビンス、M・フリーマンふたりの、味のある熱演がすばらしいだけに、その心配はなさそうな名編だ。
(2010/02/02)

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