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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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第5惑星
ENEMY MINE

第5惑星
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1985年
アメリカ
時間94分
監督ウォルフガング・ペーターゼン
脚本エドワード・クマーラ
音楽モーリス・ジャール
出演デニス・クエイド、ルイス・ゴセット・Jr、リチャード・マーカス、ブライオン・ジェームズ、バンパー・ロビンソン

 古くは迫真の戦争ドラマ「Uボート」から、「ネバーエンディング・ストーリー」などのファンタジー物、そして最近ではブラピの史劇「トロイ」に、海洋パニックの「ポセイドン」など、間口の広いW・ペーターゼンのこれは異色のSFだ。

 2085年、宇宙開発に乗り出した人類は、星の植民地化をめぐってドラック星人と激しい戦闘を繰り広げていた。主人公ダヴィッジ(デニス・クエイド)は、宇宙ステーションを襲撃してきたドラックの戦闘機を追撃。撃墜するものの、深追いしすぎて自機も損傷を受け、未知の惑星に不時着する。かくて、この星を舞台に地球戦士ダヴィッジと、先に不時着したドラック星人(ルイス・ゴセット・Jr)の、長くつらいサバイバル生活がはじまることになるのだが、初めはいがみ合っていたふたりが、この星のあまりに過酷な環境に、助け合い協力し合って友情を深めていくお話は、どことなくジョン・ブアマンの「太平洋の地獄」を思わせる。こちらは南海の孤島に漂着した三船敏郎の日本兵と、リー・マーヴィンの米兵が衝突を繰り返しながらも仲良くなり、力を合わせて島を脱出する、という戦争中のお話だったが、宇宙が舞台の本作は、隕石がビュンビュン降ったり、カメのバケモノみたいな生物や、すりばち状の巣穴から触手をのばして獲物を狙う怪獣が出現したりと、その特殊効果を駆使した仕掛けもけっこう見ものの一篇だ。

 さて、物語も中盤に入ると意外な展開になってくる。なんと、ドラック星人が出産するのである。そう、彼らは珍しくも“雌雄同体”だったという訳だ。そして出産と同時に星人は死に、ダヴィッジがその子を育てて数年後、今度はその子が悪の地球人たちに奪われてしまう事態となる。かくて主人公ダヴィッジが子供を奪還すべく、単身、悪の巣窟へ乗り込んでいくのだが……。

 宇宙モノに人情噺をからめたようなストーリーに、思わずホロリとさせられてしまう、なんとも不思議な質感を持ったお薦めのSFである。
(2010/03/19)

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