正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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エスター
ORPHAN

エスター
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2009年
アメリカ
時間123分
監督ハウメ・コジェ=セラ
脚本デヴィッド・レスリー・ジョンソン
音楽ジョン・オットマン
出演ヴェラ・ファーミガ、ピーター・サースガード、イザベル・ファーマン、CCH・パウンダー、ジミー・ベネット、アリアーナ・エンジニア

オフィシャルサイト

 無表情な少女と、その少女「エスター」の黒いリボンに不吉感ただようジャケットが妙に気になる本作だが、原題は“孤児”を意味する「オーファン」だ。しかし、この言葉、あのホラー名作「オーメン」と良く似た響きでチョッと気になる。

 物語はヒロイン、ケイト・コールマン(ヴェラ・ファーミガ)のショッキングな出産シーンで幕を開ける。彼女は不運にも3人目の子供を流産。そこで彼女の夫ジョン(ピーター・サースガード)は、流産のショックで情緒不安定となった妻に養子を取ろうと勧める。かくて夫妻は、訪れた孤児院で大人びた一人の少女エスター(イザベル・ファーマン)と出会う。ロシア生まれで9才の彼女は、前の家族を火事で亡くしていたのだ。夫妻は、歌や絵が得意なその子をすっかり気に入り、迷うことなく養子として我が家へ迎え入れる。

 そんなコールマン家は、ケイトとその夫ジョン。それに息子のダニエル(ジミー・ベネット)と、聾唖の娘マックス(アリアーナ・エンジニア)の四人家族だ。この平和な家庭にもらわれたエスターが、ジワジワとその本性をあらわし、やがては一家ばかりか、一家にかかわる人々の命をもおびやかしはじめる……。というのが物語の骨子だ。
 こう書いてくると、「オーメン」「キャリー」などの超能力や超常現象を扱ったオカルト・ホラーと思われそうだがそうではない。どちらかというと、ケガで動けない作家をいたぶる「ミザリー」風の、ヒョッとして…と思わせる恐怖が売りのお話なのである。

 そしてその恐怖を盛り上げるのが、巧みに張られたいくつもの伏線だ。アルコール依存症だったケイトの過去をはじめ、エスターの首のリボンや、彼女が異常に大切にしているボロボロの聖書。さらには凍った池やバラの花、小道具のピストルなど、すき間なく張りめぐらされたオドシの仕掛けが、エスターの秘密が明かされるにつれて決まり出す終盤は、まさに圧巻。

 さらに、今をときめくこども店長、加藤清史郎クン顔負けの演技で、オトナたちまでビビらせる芸達者な子供たちにも驚かされるサスペンス・ホラーの一篇だ。
(2010/03/24)

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