正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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アデル/ファラオと復活の秘薬
THE EXTRAODINARY ADVENTURES OF ADELE BLANC-SEC

アデル/ファラオと復活の秘薬
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2010年
フランス
時間107分
監督リュック・ベッソン
脚本リュック・ベッソン
音楽エリック・セラ
出演ルイーズ・ブルゴワン、マチュー・アマルリック、ジル・ルルーシュ、ジャン=ポール・ルーヴ

オフィシャルサイト

 この物語は、あのタイタニック号沈没事件の1年前、つまり1911年が舞台のお話である。当時はまだ女性に選挙権はおろか、スポーツすら許されなかった時代だ。しとやかでやさしく、おいしい料理を作ることこそ女性の美徳とされたそのころ、タバコも吸えば酒も飲み、汚い言葉もおかまいなしの、当時としてはけっこう破天荒なヒロインこそ、本編の主人公アデル・ブラン=セックという訳だ。
 「ニキータ」でアンヌ・パリローを、「レオン」でナタリー・ポートマンを、「フィフス・エレメント」でミラ・ジョヴォヴィッチ を売り出したベッソンが、今度はフランスTV界出身の女優ルイーズ・ブルゴワンを売り出すつもりらしい。

 物語は次のように始まる……。不慮の事故で仮死状態にある妹を救うため“復活の秘薬”を手に入れようと、エジプトへやってきたジャーナリストの主人公L・ブルゴワンは、ついにラムセス2世に仕えたミイラを発見する。だが、彼女はそこへ現れた宿敵M・アマルリックに捕まるものの、一瞬のスキを突いてミイラの棺にもぐり込むと、棺とともに地下水路からナイル川へと脱出する。と云うのがエジプトの地での主人公アデルの冒険の全てだ。時間にして数十分のアドベンチャーでしかないのである。これはパンフレットの“女性版インディ・ジョーンズ”を期待した観客にとってまったくの“肩すかし”と言わざるをえない。なぜならこのあとは、最後までパリが舞台のお話になってしまうからである。

 もちろんそれだけではない。博物館に展示された怪鳥の卵からプテロダクティルスが孵化してパリ上空を飛びまわったり、持ち帰った棺からミイラが甦ったりと展開はいたって賑やかだ。主役のブルゴワンも獄中の教授を救わんと七変化しての大活躍だが、これまでの光るものがあったヒロインたちと違い、いまいち彼女がパッとしないのが気の毒だ。これはもちろん本人のせいではなくて久しぶりにメガホンをとったベッソンの、コメディともなんともしれぬ中途半端な演出にあることは言うまでもない。
(2010/07/08)

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