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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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Dr.パルナサスの鏡
THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS

Dr.パルナサスの鏡
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2009年
イギリス/カナダ
時間124分
監督テリー・ギリアム
脚本テリー・ギリアム、チャールズ・マッケオン
音楽マイケル・ダナ、ジェフ・ダナ
出演ヒース・レジャー、クリストファー・プラマー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル、リリー・コール

オフィシャルサイト

 本作は28才で急逝したヒース・レジャーの遺作となった作品である。この作品のひとつ前の「ダークナイト」でバットマンの仇役“ジョーカー”を演じた彼は、その圧倒的な演技力でアカデミー助演男優賞をはじめとする主要映画賞を総ナメの実力派だった。それだけに、早すぎるその死が今さらながら惜しまれる。

 さて、この映画の舞台となるのは、そのポスターやパンフに見るイメージとは違い、意外なことに現代のロンドンだ。折しも、古びた馬車で巡業するC・プラマー扮するパルナサス博士の旅芸人一座が、今夜も客を呼び込んでいる。一座の出し物は、人の心の中の欲望を鏡の内側に具現化する装置“イマジナリウム”だ。そんな一座は、博士の娘ヴァレンティナ(リリー・コール)と曲芸師のアントン(アンドリュー・ガーフィールド)。それに小人のパーシー(ヴァーン・J・トロイヤー)の四人からなる構成だ。
 そんな中、博士は娘の誕生日を目前にして人知れず苦悩していた。それは博士が不死身の肉体と引き換えに悪魔と交わした契約にあった。博士は悪魔のMr,ニック(トム・ウェイツ)に、娘が16才になったら引き渡す、と約束していたのだった。そんなこととはツユ知らぬ娘のヴァレンティナはある雨の夜、ひん死の男トニー(ヒース・レジャー)を助けるのだが……。

 コンピュータによる管理社会を痛烈に皮肉った「未来世紀ブラジル」や、ホラ男爵の冒険譚「バロン」をはじめとする一連の摩訶不思議な世界がここでも炸裂。デフォルメされた巨大な顔や、天まで届く長い梯子など才人監督ギリアムの、シュールな造形美術が見る者を飽きさせない。さらに、撮影途中で亡くなったH・レジャーの後を繋いだJ・デップ、J・ロウ、C・ファレル3人のリリーフ陣も、まるで違和感を感じさせないみごとな継投ぶりだ。ストーリ−はともかく、ギリアムの頭の中、とも言うべき“鏡の中の幻想世界”を見るだけでも、テーマパークをのぞいた気分にさせられる作品でもあるようだ。
(2010/07/11)

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