正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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借りぐらしのアリエッティ

借りぐらしのアリエッティ
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2010年
日本
時間94分
監督米林宏昌
脚本宮崎駿、丹羽圭子
音楽セシル・コルベル
出演志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也、三浦友和、樹木希林

オフィシャルサイト

 イギリスの児童文学作家メアリー・ノートンの「床下の小人たち」を基に、舞台を1950年代のイギリスから現代の日本に移して描く、おなじみスタジオジブリのアニメ最新作である。

 主人公は14才の小人の少女、アリエッティ(声:志田未来)だ。彼女は、東京は小金井市の森の中にある、古い屋敷の床下で両親と三人で暮らしている。一家は砂糖やせっけんやティッシュなど生活に必要な物はすべて、屋敷の住人からこっそり借りる“借りぐらし”がその生活スタイルだ。そんな彼らには「決して人間に見られてはいけない」という掟があった。ところがアリエッティが初めて父親(声:三浦友和)につれられて“借り”に出た日、病気療養のためこの屋敷にやって来た人間の少年・翔(声:神木隆之介)にその姿を見られてしまうのだ。そして、物語はここから幕を開けることになる……。

 身長10cmほどの小人たちにとって、この屋敷での“借り”は大冒険である。そのため、鉤付きのロープや壁を登る接着テープが欠かせない。父娘はテーブルを登り、壁を伝いやっとの思いで角砂糖までたどり着くのだ。そんな小人目線で描かれる、何でもない人の暮らす空間が、ここではおどろくほど新鮮だ。そしてまた、そんなアリエッティたちの暮らしもユニークだ。ガラス瓶で外の光を取り込んだり、灰皿が水槽だったり、排気ダクトに植木鉢が利用されていたりと、子供たちが喜びそうな楽しい仕掛けがいっぱいだ。例によって絵はきれいだし、明るく元気で活発な主人公も生き生きとして魅力的でいいのだが、ストーリーに起伏が乏しいのが惜しい。この屋敷のお手伝いさん、ハル(声:樹木希林)の好奇心が引き起こす騒動が最大のヤマ場では、いくらなんでも単調すぎるというものだ。

 それにしても“借りぐらし”とはよく言ったものだ。だって、人間だってこの地球から、あらゆる資源を借りまくって暮らしているようなものではないか。そんな人間が何ひとつ地球に返せないように、小人たちもまた人間に借りたものなど返す必要はさらさらないのだ。
(2010/07/24)

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