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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1994年
アメリカ
時間116分
監督ヤン・デ・ボン
脚本グレアム・ヨスト
音楽マーク・マンシーナ
出演キアヌ・リーヴス、デニス・ホッパー、サンドラ・ブロック、ジョー・モートン、ジェフ・ダニエルズ

 この映画を見たのはもう15年も前なのに、まるで昨日見た映画のように記憶は鮮やかだ。本作がいかに面白かったかの何よりのアカシだろう。そしてその記憶は、時としてその日の天候にまで及ぶのだから、まさに“映画の力恐るべし”である。

 ところでこの映画、構成は三つのエピソードからなる。最初に描かれるのは、昇降装置を爆破され宙づりとなったエレベーターの乗客を救助するため、主人公のキアヌ・リーヴスをはじめとするSWAT隊員たちが、LAの超高層ビルへ駆けつける一幕だ。このオープニングから、手に汗にぎるスリリングな場面で観客を魅了すると、話は一気にメインとなる二つ目のエピソードへと移っていく。それはバスに時限装置を仕掛け、乗客を人質に370万ドルを要求する爆弾犯のデニス・ホッパーと、その乗客を救うため走行中のバスに単身乗り込む主人公リーヴスとの熾烈な対決だ。爆弾犯ホッパーが仕掛けたのは、バスのスピードが50マイル(80キロ)を超えると起爆スイッチが入り、いったんスイッチが入ってしまうと、50マイル以下に減速した時点で爆発するというやっかいなシロモノだ。
 対する勇猛隊員リーヴスは、乗り合わせていた女性客サンドラ・ブロックの協力を得て、乗客15人の命を守るべくその身を挺して爆弾犯に立ち向かう。そしていよいよラストを飾る三つ目のエピソードへ、というのがあらすじだ。つまり主人公は、手ごわい爆弾犯と形をかえて三つの局面で闘うことになる。

 監督ヤン・デ・ボンは、突っ走らざるを得ないバスの恐怖を、変化球は交えずひたすら直球勝負でいどみ、ストレートなスリルとサスペンスの醸成に成功している。その、工夫をこらしたノンストップ・アクションの数々は渋滞する高速出口での激走だったり、横合いから飛び出す乳母車だったりとどれも意表を突き、映画的興奮を呼ぶ。

 蛇足だが、減速が爆破につながるプロットの映画はこの作品が最初ではない。実は20年前の日本映画「新幹線大爆破」ですでに佐藤純彌監督がこのアイデアを使っている。そしてこちらも必見の痛快活劇だ。ちなみに現在公開中の時代劇「桜田門外ノ変」は同監督の最新作である。
(2010/10/29)

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