正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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運命のボタン
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運命のボタン
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2009年
アメリカ
時間115分
監督リチャード・ケリー
脚本リチャード・ケリー
音楽ウィン・バトラー、レジーヌ・シャサーニュ、オーウェン・パレット
出演キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、ジェームズ・レブホーン

オフィシャルサイト

 イギリスの作家W・W・ジェイコブズの小説に、古典的ホラーの名作「猿の手」という短編がある。魔力を秘めた干からびた猿の手が、その持ち主の願いを三つ叶えるが…というオチも皮肉なお話だ。そして、本作の作者リチャード・マシスンもまた、そんな“奇妙な味”を得意とする作家だ。本作「運命のボタン」が描くのは、人間の欲望とそこから生まれる悲劇だ。どことなく「猿の手」に似ているが、ただこちらはその、現代版みたいなお話になっている。


 舞台となるのは、NASAの宇宙開発計画が盛んな1976年の12月だ。クリスマス間近の16日早朝、主人公家族が暮らす家の玄関に1個の箱が届けられる。中には赤いボタンのついた奇妙な箱が入っていて、その夕方訪れた老紳士が、箱を開けた夫婦にこう告げる。24時間以内にこのボタンを押せば、100万ドルの現金が手に入る。ただ、どこかで誰かがひとり死ぬ、と……。
 主人公で高校教師の妻を演じるのはキャメロン・ディアス。NASAに勤め、宇宙飛行士の試験に落ちる夫をジェームズ・マースデンが演じている。夫妻には息子が一人いる設定だ。だがここでのキャメロンに、いつもの明るい笑顔はない。そして、不気味な老紳士に扮するのがフランク・ランジェラだ。ヤケドで大きく左頬が欠損した異様な顔で、静かに語りかけるその姿はミステリアスで強烈だ。

 話の流れとして当然妻のディアスが、さんざん迷ったあげくボタン押してしまう。夫妻は老紳士から大金を受け取るものの、ボタンを押した同じ時刻にひとつの命が消えていたことを、この時ふたりはまだ知らない。と、いうあたりまで、漠とした不安に包まれたまま進行する前半は、それなりに楽しめる。だが、SFまがいの展開となる後半は、CG映像の連発でゴタゴタしていてわかりづらい。イメチェンで熱演しているC・ディアスには気の気の毒だが、どうもそのあたりがこの映画のネックでもあるようだ。
(2010/11/02)

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