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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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エバー・アフター
EVER AFTER

エバー・アフター
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1998年
アメリカ
時間118分
監督アンディ・テナント
脚本スザンナ・グラント、アンディ・テナント、リック・パークス
音楽ジョージ・フェントン
出演ドリュー・バリモア、アンジェリカ・ヒューストン、ダグレイ・スコット、ジャンヌ・モロー

 老貴婦人に扮した往年の大女優ジャンヌ・モローが、屋敷に招いたグリム兄弟に、童話「シンデレラ」の元になる“ある実話”を語り出す、というのがこの映画のオープニングだ。そう、昔々…と云った具合にである……。

 そしてその舞台となるのが16世紀のフランスだ。幼いころに母を亡くしたヒロイン、ドリュー・バリモアは、再婚したての父までも突然の病で亡くしてしまう。以来彼女は、後妻におさまった男爵夫人のアンジェリカ・ヒューストンとそのふたりの娘たちに、まるでメイドのごとくコキ使われることになってしまうのだ。
 それから10年後のある日、父王が勧める結婚がイヤで、城を抜け出してきたダグレイ・スコットの王子と、ヒロインの運命の出会いがあり、そこでふたりは恋に落ちて……。という世界中の誰もが知るこの有名な物語は、例によって例のごとく展開。つまり、継母とその娘たちのイジメに耐えてお城の舞踏会に出席したヒロインが、12時の鐘とともにガラスの靴を残して城から消えると言う、あのストーリーに繋がっていく。ただ違うのは、彼女のピンチを救うのがどれも魔法の力などではなく、彼女の身のまわりの人間たちだという点だ。それが本作を大人も楽しめるエンターティメントな作品にしているゆえんだろう。

 イタリアはルネッサンス期の芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチを重要な役どころで登場させたり、ヒロインの愛読書がイギリスの思想家トマス・モアの「ユートピア」だったりと、実在した人物や小道具をさりげなく織り込んだ脚本もユニークだが、やはり本作の一番の魅力は、主役のヒロイン“ダニエル”を演じるD・バリモアのキュートな愛らしさにあるようだ。前向きで行動的で、大事な本を火に投げた義理の姉を追いかけまわしてパンチを見舞う、そんなイキのいいヒロインに、たぶん誰もが溜飲を下げる筈だ。

 魔法使いやカボチャの馬車こそ登場しないが、きわめて現実的な大人の恋の物語として展開するこの「シンデレラ」以前の、いわば「ダニエル」の物語が、結構人気があるのは案外その辺なのかも知れない。
(2011/01/06)

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