正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2010年
アメリカ
時間99分
監督トニー・スコット
脚本マーク・ボンバック
音楽ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演デンゼル・ワシントン、クリス・パイン、ロザリオ・ドーソン、イーサン・サプリー、ケヴィン・ダン

オフィシャルサイト

 あの黒澤明が原案を書いたアメリカ映画「暴走機関車」や、往年の快作「サブウエイ・パニック」など、列車が暴走する映画は、何と言ってもその疾走感と視覚が生むスリルが魅力だ。最近では、その「サブウエイ・パニック」を、現代のN・Yに甦らせたT・スコットの「サブウエイ123 激突」がまだ記憶に新しい。ところが、こともあろうにこの監督、よぽど“暴走モノ”が気に入ったのか、再びここで暴走モノに挑戦しているから驚きだ。

 物語はまず、主人公ふたりの出会いで幕を開ける。ペンシルバニア州ミンゴ操車場に職務経験わずか4か月の新米車掌クリス・パインが、勤続28年のベテラン機関士デンゼル・ワシントンを訪ねてやってくる。ふたりはこの日からコンビを組むことになったのである。彼らの最初の仕事は貨物車両の移送だ。
 一方、同州内の別の操車場で運転士がブレーキ操作を誤り、最新鋭の貨物列車777号が無人のまま動動き出す事故が発生。報告を受けた指令室責任者のロザリオ・ドーソンが、本部と連絡を取りながら止めようとするものの、全長800メートルの車体はその重さまでスピードに変えて暴走しはじめる。大量の化学薬品と可燃性燃料を搭載したその列車は、街をひとつ壊滅させるほどの威力を秘めていたのだ。上空には、鉄道や報道のヘリが舞い、地上では警察のパトカーや救助隊のクルマがひしめき合って列車を追う……。
 止める手立てはいずれも失敗。そしてここで、同じ路線を走る主人公ふたりの出番となる、という訳だ。

 列車が暴走をはじめるプロローグから、映画はまさにクライマックスの勢いを保ったまま、観客の目を画面にクギ付けにして引っ張っていく。それはまるで、映画を見るというよりは、大画面で中継されるライブ映像を見ている、そんな感覚にさせるナマな緊迫感がここにはある。しかし、見ているあいだは確かにハラハラドキドキで面白いのだが、見た人の記憶に残るまでの浸透力はないようだ。ただ、この監督の前作も面白い“暴走モノ”になっていたが、こちらはそれをも凌ぐ、と云っていい“快作”だろう。
(2011/01/13)

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