正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ヒーロー/靴をなくした天使
HERO

ヒーロー/靴をなくした天使
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1992年
アメリカ
時間118分
監督スティーヴン・フリアーズ
脚本デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
音楽ジョージ・フェントン
出演ダスティン・ホフマン、ジーナ・デイヴィス、アンディ・ガルシア、ジョーン・キューザック

 本編の主人公バーニーは、箸にも棒にもかからないダメな男だ。そして、こんな男を演じさせたら水を得た魚のように泳ぐのがダスティン・ホフマンである。そう、主人公バーニーはまさに、ホフマンに打ってつけの役どころなのだ。という訳で、まずそのバーニーの“ダメ人間ぶり”が前段でしっかり描かれる。つまり、裁かれて収監を待つ身でありながら、受け持ち弁護士の財布から札を抜いたり、クレジットカードの闇取引に手を出したりといった具合だ。 そんなある雨の夜、オンボロ車で息子に会いに出かけた彼の目前で飛行機が墜落。助けを求める声に悪態をつきながらも、彼は54名もの乗客を救助。闇の中で見失った自分の靴を片方残したまま、彼は何事もなかったかのようにその場を立ち去るのだ。

 ところが、事故機に乗っていて助けられたテレビ局のやり手レポーター、ジーナ・デイヴィスが、残された靴を頼りに、100万ドルの賞金をつけて大々的にその“恩人”を探すキャンペーンはじめる。世間はそのニュースで持ちきりとなり、テレビ局には靴を片手の男たちが押しかける騒ぎとなる。

 そんな時、自分がその本人だと、ひとりの男が名乗り出てくる。ホームレスのアンディ・ガルシアである。彼は事故の直後にホフマンから靴をもらっていたのだ。当然彼は、マスコミからヒーローに祭り上げられ、一躍“時の人”になってしまう。そのころ、ホントのヒーロー、ホフマンは、盗んだカードを売ろうとして警察に捕まり、哀れや今はオリの中だ……。

 賞金が100万ドルもあるとは知らず、軽い気持ちで名乗り出たガルシアが、どんどん本物のヒーローと化していく皮肉と、ホントのヒーローなのに誰も信じてくれないホフマンの焦りが、表裏となって見る者を飽きさせない。そんな二転三転するストーリーもだが、することなすこと裏目に出て、泣きたくなるほど情けない主人公を演じるD・ホフマンの、飄々とした哀切ただよう演技が、やはり一番の見どころに違いない。
(2011/01/21)

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