正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
映画評の続きを読む

映画評のアクセスランキング

血と怒りの河

悪魔の追跡

ナビゲイター

正統派映画評!『映画開拓史』点数の数え方

点数の数え方

正統派映画評!『映画開拓史』のスポンサー

Jocasi

個別映画評

恐怖
SCREAM OF FEAR

恐怖
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1961年
イギリス
時間82分
監督セス・ホルト
脚本ジミー・サングスター
音楽クリフトン・パーカー
出演スーザン・ストラスバーグ、クリストファー・リー、アン・トッド、ロナルド・ルイス、レナード・サックス

 1958年のイギリス映画に「生きていた男」という傑作があった。今はもうビデオもDVDも出ていないため見ることはできないが、死んだ筈の兄を名乗ってとある別荘を訪れた男が、そこに住む女主人をジワジワと心理的に追い詰めていく、といったサスペンスものだった。ことに終盤の、観客をアッと云わせる結末が話題を呼んだものだ。

 そしてその3年後に登場したのが本作である。こちらも主人公をビビらせることで観客を怖がらせるという語り口もよく似たスリラーだが、あのドラキュラ俳優クリストファー・リーが出ているせいか、まるでホラーかと勘違いしそうな邦題がご愛敬だ。もちろんこれはまぎれもないいサスペンス劇であって、決してホラーなどではない。

 ところで物語だが、ヒロインのスーザン・ストラスバーグが10年前に別れた父に会うため、車いす姿でニースの邸宅へ帰って来る、と云うのが発端だ。彼女は落馬による事故で半身不随となっていた。邸宅には父の後妻アン・トッドと、運転手のロナルド・ルイス、それに医者のクリストファー・リーの三人がいた。だがそこに父親の姿はなく、後妻のアンによると父は急用で出かけているのだという。そしてその夜、風の音で目覚めたヒロインが、中庭の離れでゆらめく灯りにひかれるように車椅子で近づき、その扉を開けると、なんとそこには不気味な顔の父親が椅子にすわって死んでいた。

 屋敷の裏の断崖とその下の岩を噛む波、鳥や獣のはく製、ゆれるろうそく、そして椅子に座る死体、誰もいないはずの部屋から聞こえてくるピアノの音など、ミステリーファンにはこたえられない仕掛けがいっぱいだ。さらに邸宅内の限られた空間と車椅子のヒロイン、という組み合わせも効果的で、こじんまりとまとまったスリルが堪能できる一篇だ。
(2011/02/07)

トップへ