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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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個別映画評

飛べ!フェニックス
THE FLIGHT OF THE PHOENIX

飛べ!フェニックス
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1965年
アメリカ
時間145分
監督ロバート・アルドリッチ
脚本ルーカス・ヘラー
音楽フランク・デ・ヴォール
出演ジェームズ・スチュワート、リチャード・アッテンボロー、ハーディ・クリューガー、アーネスト・ボーグナイン

 この映画はいきなりクライマックスみたいな場面からスタートする。それは、サハラ砂漠上空で砂あらしに遭った石油会社の輸送機が、砂漠のど真ん中に不時着する衝撃シーンから始まるからだ。いかにも男性アクションが得意なアルドリッチらしいオープニングである。輸送機のパイロットをジェームズ・スチュワート、その助手がリチャード・アッテンボロー、そして乗客にはハーディ・クリューガー、アーネスト・ボーグナイン、ピーター・フィンチ、ジョージ・ケネディなどそうそうたるメンバーが顔をそろえているのもこの映画のおいしいところだ。

 そんな訳で物語は灼熱の砂漠を舞台に展開する。不時着時の衝撃で2人が死亡。12人の男たちが過酷な場所からの生還を信じて救助を待つことになる。しかし、照りつける太陽と、少ない飲料水は深刻だ。自力脱出を試みるもののどれも失敗。全員に焦りの色が見え始めた時、自称航空デザイナーを名乗るドイツ人ハーディ・クリューガーが、機長のJ・スチュワートにある提案をする。それは、人手と機材さえあれば破損したこの双発双胴の機体を単発機に改造できる、というものだった。はじめは半信半疑だった男たちだが、自殺者や野盗に襲われたりで一人、二人と欠けていく状況の中、彼らはこの突飛な案を実行にうつさざるを得なくなるのだ。やがて、「フェニックス号」と名付けられた機体が姿を現すのだが……。

 ここに登場するのは、イギリス陸軍の軍曹であったりフランス人の医師であったり、石油会社の社員であつたりと、つまりみんな男なのである。そう、女が一人も登場しない珍しい作品でもあるのだ。
 そんな男たちが互いに反目しあいながらも協力しあい、双発機から単発機を創り出すという、奇想天外な工程がこの映画の見どころには違いないが、さらにその先の、手に汗にぎる脱出劇がさらなる感動を呼び起こすことに……。アルドリッチの作劇術に酔わされる好編である。
(2011/02/21)

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