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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2010年
アメリカ/フランス
時間103分
監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
脚本フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク、クリストファー・マッカリー
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ、ポール・ベタニー、ティモシー・ダルトン、スティーヴン・バーコフ

オフィシャルサイト

 “夢の競演”と呼ぶにふさわしいハリウッド二大スターA・ジョリーとJ・デップ初顔合わせの一篇だ。そしてその監督が、あの「善き人のためのソナタ」で外国語映画賞のオスカーを獲ったフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクとくれば、映画ファンの期待はいやがうえにもふくらもうというものだ。

 物語はさわやかなパリの朝にはじまる。カフェで朝食をとるためにホテルを出たエリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)を、監視車両から見張っているのはパリ警察の男たちだ。彼らは国際指名手配の金融犯罪者アレクサンダー・ピアースを追っており、その恋人であるエリーズを張れば必ずホシに接触できると考えていたのだ。ほどなく彼女にピアースから手紙が届く。それは彼女への指示書でその内容は、自分に似た体格の男を探してそいつを自分だと警察に思わせるよう仕向けろ、というものだった。

 こうして彼女は、リヨンからヴェネチア行きの列車に乗り込み、指示どうり乗客の中から男性を物色。3年前に妻を交通事故で亡くして以来ひとり身のアメリカ人ツーリストのフランク(ジョニー・デップ)に目を付ける、という訳だ。ところが、ピアースを追っていたのは警察ばかりではなかった。以前、仲間だったピアースに数十億ドルも盗まれて怒り心頭のギャングのボス、ショー(スティーヴン・バーコフ)も彼を追っていたのだ。そうとは知らぬフランクは、ミステリアスな美貌の女性にコロッといかれてとんでもない危険に遭遇することに……。

 衣装担当のコリーン・アトウッドのエレガントなドレスに身を包んだアンジーが、「水の都ヴェネチア」を背景に、ところを変え姿を変えて登場するさまはそれだけで十分に目を楽しませてくれる。だが、肝心の話しの語り口がゆったり系でオーソドックスなためか、どうにもピリッと締まらない。恋と冒険と水の都、の舞台設定は往年の名作「シャーレード」みたいなおしゃれな活劇要素をそなえていると思うのだが、いかんせん大御所ふたりの魅力を生かし切れなかった演出が何とも歯がゆい一篇だ。
(2011/4/10)

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