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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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桜田門外ノ変

桜田門外ノ変
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2010年
日本
時間137分
監督佐藤純彌
脚本江良至、佐藤純彌
音楽長岡成貢
出演大沢たかお、長谷川京子、柄本明、生瀬勝久、渡辺裕之、加藤清史郎、中村ゆり

オフィシャルサイト

 「桜田門外ノ変」とは、江戸城(現在の皇居)の門のひとつ桜田門外で、水戸藩士たちが起こした大老襲撃事件のことだ。そしてこれは、それにかかわった実行者たちの事件に至るまでの経緯と、彼らのその後を追う物語だ。ドラマとはいえ、歴史上の大事件でもあり、その展開は暗く重いものがある。

 安政元年(1854年)。当時、鎖国していた日本は来航したペリーに開国を迫られ、国内は開国派と尊王攘夷派、つまり開国反対派に二分して紛糾していた。そんなおり、開国派の急先鋒である大老・井伊直弼は、尊王攘夷に賛同する水戸藩士や公家を弾圧するなりふり構わぬ“安政の大獄”に着手する。だがここに、この暴挙に立ち上がる男たちがいたのだ。

 安政7年3月3日。ニッポンの未来を変えた歴史的大事件が勃発する。水戸藩士、関鉄之助(大沢たかお)が指揮する18名の藩士たちが、雪の舞い散る桜田門外で登城してくる井伊直弼の一行を急襲したのだ。たちまちそこは白い大地を真っ赤に染める凄惨な場と化していく……。

 開巻まもなく描かれるこの“斬り合い”はホンモノもかくやと思わせる迫力だ。さらに、巨費を投じた堂々たるセットが、観客までもその場に立ち合わせる臨場感を醸し出す。
 ただ、前半にクライマックスをもってきたのが良かったのかどうかは判断の分かれるところだろう。なぜなら、後半に大きなヤマとなる場面が見当たらないからである。火の付いた導火線が“爆発”というクライマックスに向かって燃え進む時にこそスリルは生まれるが、爆発したあとの導火線を発火点までたどっても面白くも何ともないのと同じだ。

 とは云っても、あの「新幹線大爆破」や「男たちの和/YAMATO」のベテラン監督だけあって、歴史の事実を的確に捉え、ラストまで退屈させない手腕はさすが、と云うほかはない。
(2011/4/29)

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