正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション
X-MEN: FIRST CLASS

X-MEN:ファースト・ジェネレーション
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2011年
アメリカ
時間131分
監督マシュー・ヴォーン
脚本マシュー・ヴォーン、ジェーン・ゴールドマン
音楽ヘンリー・ジャックマン
出演ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ケヴィン・ベーコン、ローズ・バーン

オフィシャルサイト

 このシリーズ5作目となる本作は、題名からしてその物語が「X-MEN」の「第一世代」、つまり、彼らの“誕生秘話”だろうことは容易に推測できる。そもそも「X-MEN」とは、遺伝子の突然変異で超人的パワーに目覚めた人間たち=ミュータント、と呼ばれる人々の、苦悩と冒険を描く物語だ。それぞれが特殊な能力の持ち主である彼らミュータントたちが、人間との平和的共存を願う一派と、人類の滅亡を図る一派に分かれて対立する、というのがこのシリーズの骨格だ。

 そしてその4作目「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」では、このシリーズのメイン・キャラとも言うべき主人公“ウルヴァリン”の過去が明かされたばかりだ。だから今回、彼を除く「X-MEN」メンバー“プロフェッサーX”や“マグニートー”たちについて語られるのは、当然の成り行きと言えなくもない。
 従ってここでは、彼ら「X-MEN」たちがいかにして集められいかにして分裂していったのか、そして又彼らのミラクルパワーがどのように身に着いたのか、それらの謎が、ここで明かされていくことになる。

 それにしても、アメコミにしては重すぎる歴史的事実が、あたかも本作と絡んでいるがごとき展開は疑問だ。たとえば、1962年に実際に起きたアメリカとソ連の核戦争寸前状況“キューバ危機”を、回避させたのがほかならぬ彼らミュータントたちだった、などという解釈はこの物語のボルテージを下げるだけでしかない。発射された無数のミサイルを、かざした両手で自在に操ったり、相手の思考を読み、その精神をコントロールする世界は、とりもなおさず「アメコミ世界」のものでしかないはずだ。

 「キック・アス」でその“アメコミ世界”を、見事に“現実世界”へリンクさせてみせたM・ヴォーン監督だが、ここではあまりにも“人間ばなれ”したミュータントたちの超人パワーが、どうしても歴史事実とかみ合わず、バカらしく見えてしまうのはこのテの映画の“宿命”なのだろう。
(2011/6/28)

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