正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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VANISHING ON 7TH STREET

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点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2010年
アメリカ
時間91分
監督ブラッド・アンダーソン
脚本アンソニー・ジャスウィンスキー
音楽ルーカス・ヴィダール
出演ヘイデン・クリステンセン、タンディ・ニュートン、ジョン・レグイザモ、ジェイコブ・ラティモア

オフィシャルサイト

 本作の監督ではないが、インドのM・ナイト・シャマランが手掛ける映画は特異なシチュエーションのものが多い。たとえば「アンブレイカブル」では多数の死者を出す大列車事故に遭遇しながら無傷で助かる男の話だったり、また、「ハプニング」では、人々が突然ビルの屋上から次々と身を投げる怪現象が起きたりといった具合だ。シャマランはそんな観客の好奇心くすぐるストーリーが好きな監督だが、時としてオチのつまらなさで“モー・ナントツマラン”と見る者をアキレさせたりもする。もっとも、その“特異な状況”見たさについつい劇場へ足が向くのがこの監督の作品でもあるのだが……。で、監督は違うが本作もまた、そんな“状況が特異”な一篇だ。 

 何となれば、ある夜、停電した映画館から靴や衣類を残したまま観客全員が消えるという異変から物語が始まるからだ。何故か消えそこねた映写技師が調べるが原因不明だ。翌朝、目覚めたTVレポーターの主人公、ヘイデン・クリステンセンも異変に気付く。どうやら世界的規模で人間が消失したのだ。ひと気のない路上には服や靴やクルマが散乱。このあたりの街の描写がいい。絵になるのは、画面手前に向けて歩いてくる主人公のうしろで、音もなく落ちて来るジェット機がビルの谷間で激突炎上するシーンだ。このあと、停電時にたまたま明かりを手にしていて生き残った4人の男女が、非常用発電機の明かりを灯す一軒のバーを根城に、生き残りをかけてジリジリと迫りくる闇と闘う、というのがこの物語のコンセプトだ。

 しかし、その「闇」の原因は明かされないし、人間ドラマともサスペンスものともつかぬあいまいな語り口が、本作を何ともスッキリしないものにしてしまった。思わせぶりに描かれる、かってイギリスが植民地化を図って送り込んだ百余名が忽然と消えた実際の事件「ロアノーク島失踪事件」は今もって謎らしい。それにしても、「シャマラン」と「ツマラン」の引っかけは、サマー・ジャンボじゃないけれど、ちょっとゴーインだったですか。
(2011/08/15)

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