正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
映画評の続きを読む

正統派映画評!『映画開拓史』点数の数え方

点数の数え方

正統派映画評!『映画開拓史』のスポンサー

Jocasi

個別映画評

ハンナ
HANNA

ハンナ
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2011年
アメリカ
時間111分
監督ジョー・ライト
脚本セス・ロクヘッド、デヴィッド・ファー
音楽ケミカル・ブラザーズ
出演シアーシャ・ローナン、エリック・バナ、ケイト・ブランシェット、トム・ホランダー、オリヴィア・ウィリアムズ

オフィシャルサイト

 開巻、そこは一面の銀世界。木立のあいだから、一頭の鹿に狙いをつけて弓を引き絞るひとりの少女がいる。次の瞬間、放たれた矢はみごと鹿を射抜く。だが急所を外れたのか、鹿は雪原を数歩あるいてやがて力尽き横たわる。その鹿の臓物を、立ち上る湯気とともに無造作に取りだす少女。そう、彼女こそこの物語の主人公、ハンナだ。演じているのは、イギリス映画「つぐない」で13才にしてアカデミー賞にノミネートされ、話題を呼んだ新星シアーシャ・ローナン。

 そのハンナは、物心ついたころから16才のこの日まで、フィンランドの人里離れた雪深い山小屋で父エリック(エリック・バナ)と二人で暮らしてきた。外の世界をまったく知らぬ彼女の唯一の友は、一冊の百科事典とグリム童話だ。元CIA捜査官の父親は、そんな彼女に語学、格闘技、そして武器の扱い方まで徹底的にタタキ込み、最強の“戦闘マシーン”に育て上げていたのだ。
 そしてそれは、かってハンナの母を殺し今は又、娘と自分の命を狙うCIAのエリート工作員マリッサ((ケイト・ブランシェット)を抹殺するに必要な技術だったのだ……。

 ウサギの穴から不思議の国へ迷い込んだアリスよろしくここではハンナは、まさに“闘うアリス”だ。CIAの地下基地で大暴れしたり、その脱出にトラックの下にへばりついたりとインディ・ジョーンズ張りの活躍をみせるハンナだが、まだ幼さ残る小娘に屈強な男たちがテもなくヒネられる図は、やはりどうみてもムリがあるように見えて、折角のシアーシャの力演が惜しまれる。
 さらにマズイのは、父親エリックの立ち位置がハッキリしないことだ。彼がホントにハンナの父親なのかそうでないのか、どうもその辺の曖昧さがこの物語のネックだろう。それはたぶん、観客はこの一点を気にしたまま、劇場を後にするだろうからである。
(2011/09/24)

トップへ