正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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わたしを離さないで
NEVER LET ME GO

わたしを離さないで
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2010年
イギリス/アメリカ
時間104分
監督マーク・ロマネク
脚本アレックス・ガーランド
音楽レイチェル・ポートマン
出演キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ、シャーロット・ランプリング

オフィシャルサイト

 「クローン人間」を素材にした作品は、だいたいホラーかSFか、はたまた怪奇モノが相場、といったところだろう。ところが本作はそんな先入観をブチ壊すかのようにその素材を「青春ドラマ」にしてしまったところがなんともユニークだ。しかもその時代を、クローン羊の「ドリー」が生まれた1990年代にもってきたのも正解だろう。

 美しい自然に囲まれ、世間から隔離されたように建つ寄宿学校ヘールシャム。ここに学ぶ身ぎれいな制服姿の、屈託ない少年少女たちの姿がそこにある。一見なんの変哲もない学園風景だが、厳格そうな校長シャーロット・ランプリングの話しぶりや、子供たちを見守る“保護官”のおどおどした口調、さらには学園の外に出て無残な姿で発見されたという生徒の話しが、どことなく不穏な空気を画面の上に醸しだす。だが、そのワケはすぐに明かされる。それは彼らが人に“臓器を提供”するためにだけに“生かされ”ている「クローン」だという衝撃の事実だ。

 “提供者”である彼らは18才までをそこで過ごすと、次なる施設「コテージ」へと移され、希望すればそこで“介護人”としてしばしの延命が認められる。それは“提供者”たちの命の“終了”まで看取る、という看護者としての道が選べるからだ……。
 そんな特異な状況を背景にして、男女3人の「青春ドラマ」が淡い恋とほのかな友情をまじえながら綴られていく。だが、彼らが何故そこにいるのか、なぜ過酷な運命をだまって受け入れるのかなど、幾つかの疑問もまた残るのだ。

 うさんくさいホラ話を、もっともらしく語るところがこの映画のおもしろいところだが、ただ、これに乗れるかどうかは又別の話で、そこがたぶんこの作品の評価を分けるところだろう。
(2011/10/07)

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