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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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チャンプ
THE CHAMP

チャンプ
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1979年
アメリカ
時間123分
監督フランコ・ゼフィレッリ
脚本ウォルター・ニューマン
音楽デイヴ・グルーシン
出演ジョン・ヴォイト、フェイ・ダナウェイ、リッキー・シュローダー、ジャック・ウォーデン、アーサー・ヒル

 “おとな顔負け”と評されて称賛される“子役”はいつの時代にもいるものだ。往年の名作チャップリンの「キッド」に出演したジャッキー・クーガンがそうだし、日本で人気の芦田愛菜ちゃんも、達者な芝居でいま評判の7才だ。そう、役者にとってあなどれないのが時代を問わず出て来るそんな“子役”の存在だろう。それは時として彼らが、ベテラン俳優もタジタジの芝居をやってのけるからである。ことに、「泣かせる」映画にそれがあるようだ。本作のリッキー・シュローダーも、ここではあの、ハリウッドの大女優アンジーの、まだ若き実父ジョン・ヴォイトを向こうに回し、そんな“おとなをも負かす”好演だ。

 競馬場の厩務員として働く元ボクサーのビリー(ジョン・ヴォイト)と、7才のその息子J・T(リッキー・シュローダー)の父子がこの物語の主人公だ。過去にチャンピオンだった父親を尊敬する息子J・Tは、父を“チャンプ”と呼んで再びチャンピオンになってくれる日を夢見ていた。
 だが、その父親も今はただののんだくれだ。ところがそんな父親がギャンブルで大儲け。息子J・Tにプレゼントした馬がレースに出場したことで、J・Tはひとりの女性と出会うことになるのだが……。
 その女性アニー(フェイ・ダナウェイ)が実の母親であるとは夢にも知らぬ息子J・Tと、その昔、妻に逃げられ子育てに専念してきた父親ビリーと、久しぶりに見るかわいい盛りの我が息子に、心おだやかならぬ母親アニーの、それぞれの想いが交錯し合って物語は涙のクライマックスへ……。そうなのである。これはハンカチ片手に見る映画なのだ。

 この映画で息子J・Tを演じるリッキー・シュローダーが特に“おとな顔負け”の演技をしているのではけしてない。それどころか彼は、自然体で実にのびのびとJ・Tになりきっているように見えるのだ。そしてその可憐さにこそ、観客は泣かされることになる。ちなみに彼は、デビュー作となるこの作品でゴールデングローブ賞新人男優賞を受賞する。
(2011/11/28)

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