正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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デビル
DEVIL

デビル
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2011年
アメリカ
時間80分
監督ジョン・エリック・ドゥードル
脚本ブライアン・ネルソン
音楽フェルナンド・ベラスケス
出演クリス・メッシーナ、ローガン・マーシャル=グリーン、ジェフリー・エアンド、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ

オフィシャルサイト

 上下が逆転したビル群が先端を下に向けて林立する場面がトップシーンだ。カメラはそのビルの谷間をぬうように進み、とある建物の換気口からエレベータ昇降口へ侵入すると、一気に下って地上へ出る。
 そして物語は始まるが、見馴れた光景を斬新な視点で切り取ったこのオープニングは、見る者に期待をもたせる上々のすべり出し、と言っていい。

 その高層ビルから男が転落。現場に急行したフィラデルフィア市警の刑事クリス・メッシーナは不自然な死体に疑問を抱きつつも自殺と断定する。その頃、同じビルのエレベータが上層階で突然停止。乗り合わせていたのは若い女と会社員風の男、それに小ざっぱりとした老女と整備工の若者と、このビルに派遣されてきたばかりという警備員の男の5人だ。しかもエレベーター内部の音声は何故か警備室には届かず、5人に聞こえるのはその警備室の指示声だけだ。このことが中の5人をパニック状態におとし入れていく。
 事故の知らせで駆けつけたくだんの刑事も、警備室に詰めた2人の警備員と共にモニター画面でエレベーター内部の状況を見守ることになる。そして到着した救助隊による救出活動が始まった矢先、またしても照明が消えるトラブルが発生。その瞬間、若い女の身に異変が起きるのだ……。

 こうして停電の度に一人ずつ殺される密室殺人劇へと進展するのだが、さらに本作は、これに悪魔絡みの怪奇現象まで加えて、ミステリーとオカルト・ホラーの二重構造にしたかったようだ。
 しかし、停電の“暗やみの中で何かが起こる”語り口は、映画本来の“見せる娯楽”とは相反するものだろう。何故ならここでは、見せ場になる筈のスリリングな場面を、「停電」という“黒塗り”で見せないからである。さっきまでピンピンしていた人間が、停電と共に床に転がる姿だけを見せられてもなー、なのだ。まさにこれこそ、オープニングだけは斬新な“迷作”、と言っていいだろう。
(2011/12/06)

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