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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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乱気流/タービュランス
TURBULENCE

乱気流/タービュランス
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1997年
アメリカ
時間101分
監督ロバート・バトラー
脚本ジョナサン・ブレット
音楽シャーリー・ウォーカー
出演ローレン・ホリー、レイ・リオッタ、ベン・クロス、ヘクター・エリゾンド、ブレンダン・グリーソン

 最近では旅客機の客室乗務員を「キャビン・アテンダント」や「フライト・アテンダント」などと呼ぶが、少し前までは「スチュワーデス」と呼んでいたものだ。これはちょうどその呼称が変わるころの作品で、劇中でそんな“やりとり”が聞ける珍しい一本だ。

 トランス・コンチネンタル航空47便がケネディ空港からロスへ向けて飛び立つ。クリスマス・イヴのこの日、乗客は5名と少なめだが、ほかに2人の囚人と、彼らを護送する4名の連邦保安官が乗っている、という設定だ。そんな中、事件が起きる。囚人の一人が保安官の隙をついて拳銃を奪いその保安官を殺害。これが引き金となり、機内で銃撃戦が勃発する。だが、その囚人はもうひとりの囚人ライアン(レイ・リオッタ)に殺され、結局このトラブルで生き残るのがスチュワーデスのテリー(ローレン・ホリー)と、数人の乗客だが、その乗客たちもライアンによって一室に閉じ込められてしまう。ジャンボ機内で自由に動けるのは、今やテリーと殺人犯のライアンだけなのだ。そしてここから、華奢で非力なスチュワーデスと、頭のキレるサイコな殺人者のガチンコ対決が始まることとなる。つまり、ジャンボ機もろとも市街地へ突っ込もうとする犯人と、地上との無線を頼りに何とか機を無事に着陸させようと苦戦するテリーの闘いだ。しかも、操縦者を失った47便は自動操縦に切り替えてはあるものの、その行く手には激しい乱気流が待っているのだ。

 題名の「タービュランス」はもちろん「乱気流」のことだが、その他にも「動揺」とか「騒乱」の意味もあり、主人公テリーの心の動揺と、殺人犯ライアンの横暴きわまる行動をも暗示するダブル・ミーニングでもあるようだ。面白いのは、管制室と無線で交信しながら計器操作を習う主人公を見ていると、こちらまで操縦できそうな気分にさせてくれることだ。そのシーンをくり返し見ることで、ひょっとしら自分も、と思わせるところなんぞはリッパなもの。それは“疑似体験”こそが映画本来の姿だからだ。
(2012/01/11)

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