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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ロボジー

ロボジー
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2011年
日本
時間111分
監督矢口史靖
脚本矢口史靖
音楽ミッキー吉野
出演五十嵐信次郎、吉高由里子、濱田岳、川合正悟、川島潤哉、田畑智子、和久井映見、

オフィシャルサイト

 「ロボット」と言えば、ハイテク技術の粋を集めた人型マシーンだ。今や人間社会の多くの分野で活躍する各種のマシーンもそう呼ばれるが、ここに登場する「ロボット」は、そんな気の利いた働き手ではなく、ローテクもいいところのなんと、「コスプレ」型のロボットだ。

 ワンマン社長の命令でロボット博への展示品、二足歩行ロボを作りはじめた家電メーカーの社員3人。しかし、完成目前にしてそのロボ“ニュー潮風”が突然暴走して大破してしまう。ロボット博まであと1週間。焦った3人は急きょオーデションを開催すると、沢山の応募者の中から“ニュー潮風”と体形の合う人間を選び出し、その中に入れて動かす作戦に出る。そしてそのオーデションに合格するのが鈴木重光(五十嵐信次郎)なる73才の腰痛持ち爺さんだ。つまり、ロボットの中にジイさんを入れることで作り手側のネライである題名の「ロボジー」が完成する訳だ。ところがこのジイさんが、実はとんでもないジイさんで、計画した社員3人を、ある時は無理難題で困らせ、またある時はピンチに追い込み、さらにまたある時はその“ジイさん効果”、が功を奏してくだんの3人を喜ばせたりもするのだ。そしてさらに、今回のこのロボット博かぎりで廃棄予定の“ニュー潮風”が、会場にいた女子大生、葉子(吉高由里子)を不測の事故から救ったことで注目を集め、全国巡業まで決まってしまうから大変だ。
 そう、そんなところがこの映画の“見せ場”であり、偏屈ジイさんに振り回されて慌てふためく関係者たちの、アタフタ振りこそが本作の“見どころ”だと言えよう。

 その爺さんを、久しぶりに見るあの往年のロカビリー歌手ミッキー・カーチスが、ここでは当時の気負いもなく、淡々と演じて役になり切っているところに驚かされたが、ストーリー自体にも大きなうねりがあるわけでもなく、淡々と進むところがちょっともったいない気がしないでもない。だがそこに、「三丁目の夕日」ではないが、今はやりの古き良き「昭和」の匂いでもしそうな登場人物たちを配したことが、本作をユーモラスでどこか不思議なぬくもりのある“現代のおとぎ話”にしたようだ。
(2012/8/22)

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