正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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マンイーター
ROGUE

マンイーター
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2007年
アメリカ/オーストラリア
時間92分
監督グレッグ・マクリーン
脚本グレッグ・マクリーン
音楽フランソワ・テータ
出演ラダ・ミッチェル、マイケル・ヴァルタン、サム・ワーシントン、バリー・オットー、ミア・ワシコウスカ

オフィシャルサイト

 原題は「ROGUE」だが邦題の意味が「人喰い」とは、なんとヒトをくった題名にしたことか。ま、そのため題字を見ただけで敬遠したくなるシロモノに見えるが、以外にもその内容は近年のこの種のパニック・ホラーと比べても、結構マトモな作りで楽しめる。

 そしてその舞台となるのは、オーストラリアのノーザンテリトリー準州にあるカカドゥ国立公園だ。だが“公園”とはいっても、そこはせまい日本のチマチマした公園と違い、山あり谷あり渓谷ありの広大な大地で、遭難でもしようものなら、救助もままならぬ危険な場所でもある。そこへアメリカ人の旅行ライター、ピート(マイケル・ヴァルタン)がやって来る。彼はこの地で人気のリバー・クルーズを取材に来たのだ。で、彼は地元の女性ガイド、ケイト(ラダ・ミッチェル)の小型船スザンヌ号に、他の観光客8人とともに乗り込んでお目当てのクルーズに出発する。

 お話しの前半は、大自然のパノラマを目の前に、まるで見る者をも小型船の同乗者にしたかのごとく、しごくのんびりと展開。あまり目にすることのないオーストラリアの世界遺産を楽しませてくれる。だが、船が折り返し点に差しかかる中盤、乗客のひとりが空に上がる救命信号弾を目撃する。そしてこのあたりから、のんびりムードはカゲをひそめ次第にピリピリとした空気が漂いはじめる。そう、いよいよヤツが姿を現わす時が来たのだ−−。

 もちろんお話の後半は、その巨大なヤツと乗客たちの“喰うか食われるか”の死闘にあるのだが、この作品が他のパニックものと違う、と書いたのは、見る者までもさながら観光客状態にする前半にある。つまり、のんびりゆったりの観光気分にさせられてすっかりクルーズ船の乗客と化した 観客は、いつの間にか劇中人物ともども彼らが味わう恐怖まで共有することになるからだ。だからその分、恐さもリアルという訳だ。もっとも、前半のクルージングで観光客目線になれなかった人からすれば、本作はこれまで同様のつまらないパニックものでしかないかもしれない。ただ、その巨大な“ヤツ”の姿を見れば、あまりのデカさに誰もがビビることだろう。
(2012/9/8)

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