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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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スノーホワイト
SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN

スノーホワイト
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2012年
アメリカ
時間127分
監督ルパート・サンダーズ
脚本エヴァン・ドーハティ、ジョン・リー・ハンコック、ホセイン・アミニ
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン、クリス・ヘムズワース、サム・クラフリン、イアン・マクシェーン

 そう、これは云わずと知れたあの「白雪姫」の物語だ。「白雪姫」と言えば“雪のように(肌が)白く、血のように(唇が)赤く、カラスのように(髪が)黒い”可憐なお姫さまだが、ここに登場する白雪姫はそんなヤワなお姫さまではない。勝気で行動的な“戦う白雪姫”だ。

 でお話は、幼いころに母を亡くしたスノーホワイトのクリステン・スチュワートが、新しく王妃に迎えられたシャーリーズ・セロンの継母に、父王を殺されたうえ国まで乗っ取られ、その身は哀れ幽閉されてしまう。その継母セロンは、魔法の鏡に「この世でいちばん美しいのはだれ?」と問い「あなた様です」と返る言葉にご満悦の日々だが、ある日その鏡が「やがて現われる美しい娘の心臓を手に入れなければあなた様の美と若さは失われ…」の言葉に慌て、娘を殺そうとするもののそのころすでに彼女は城外へ……。とまぁ、この辺りまでは誰もが知るおなじみの童話の世界だ。

 しかし、鏡が水飴状にドロッと溶けて人型となり女王セロンの問いに答えるシーンは、あのシュワちゃんの出世作で見たし、女王の手を逃れたスノーホワイトが逃げ込んだ霧の森で、7人の小人に助けられ巨大な角の白鹿に出会う場面も、これまた宮崎駿のあのもののけの森が目に浮かぶ。そんなどこかでみたビジュアルには興ざめだが、スノーホワイトを捕えるため女王が森へ送り込むクリス・ヘムズワースの刺客と、逆にその刺客と手を組んだスノーホワイトが、父王を殺した女王への復讐に立ち上がるあたりから、この「白雪姫」、従来とちょっと違ってくる。それはこの後、彼女が着ていたドレスを脱ぎ捨てて甲冑をまとい、兵を率いて馬で颯爽と駈けだすからだ。まさにこれは“戦う白雪姫”である。

 だが、それらのアクションシ−ンは見応えはあるが、しかしここに童話の世界はない。小人と妖精と巨大なトロールと、さらには“戦い”まで見せられては、これはもう過剰サービスと云うほかはない。大人から子供まで楽しませたい作り手側の思惑は分かるが、ここはやはり“足し算”のしすぎだろう。特に森の怪物トロールが登場した時点で僕はガッカリした。なぜならそれまでのシリアスなこの映画のイメージが、この一点で全部吹っ飛んだからだ。ザンネンとしか言いようがない。
(2012/11/20)

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