正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
映画評の続きを読む

正統派映画評!『映画開拓史』点数の数え方

点数の数え方

正統派映画評!『映画開拓史』のスポンサー

Jocasi

個別映画評

いつかギラギラする日

いつかギラギラする日
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1992年
日本
時間108分
監督深作欣二
脚本丸山昇一
音楽菱田吉美
出演萩原健一、木村一八、千葉真一、荻野目慶子、多岐川裕美、石橋蓮司、原田芳雄

 「名は体を表わす」ではないが、おおむね“題名”は作品そのものの“顔”であり、その内容を具現化したものが題名だ。ところが本作は目に見えるその“顔”ではなく、いわばカラダ内部の見えない部分、つまり、ヒリヒリするなどの肉体的“感覚”を、その題名にしているところがユニークだ。そしてそこだけでもう十分記憶に残るそんな気分にさせる“変わった顔”の作品でもある。監督はあの「仁義なき戦い」シリーズや「バトル・ロワイヤル」の深作欣二で、ここでも強烈なバイオレンス描写でドラマを繋いでいる。

 主人公神埼(萩原健一)は、銀行強盗仲間の井村(石橋蓮司)と柴(千葉真一)に再会する。それはディスコ・マネージャーの角町(木村一八)が持ちかけた、洞爺湖にある温泉ホテルの売上金を強奪するためだった。角町は自分のライヴハウスを持つための資金5千万円が必要だったのだ。ところが、計画を実行してみると、奪ったケースの中身は入っているはずの2億円ではなく、その4分の1の5千万でしかなかった。焦った角町は、その金を一人占めせんと井村を射殺。柴にも重傷を負わせ、金を奪って逃亡する。ま、云ってみればこの辺まではドラマとしては普通の展開だが、この映画はここからが過激だ。なんと柴の恋人・麻衣(荻野目慶子)と手を組んだ角町が、自分の店をオープンさせようと画策しだすのである。そして物語はこの5千万のカネをめぐって、彼ら2人と主人公神埼、さらには角町に多額のカネを貸しているヤミ金ヤクザの親分とその雇われ殺し屋、さらにそれらを追う警官隊との、追いつ追われつ息もつかせぬ壮絶バトルが始ままることになる―。

 拳銃はもとより、ショットガンからマシンガンまで持ち出し、ガンガン撃ちまくる銃撃戦や、あふれかえるパトカーとのカーチェイスなど、ハリウッド顔負けのアクションシーンが展開する。そんな中で、「角町」に扮する木村一八と、荻野目慶子が演じる「麻衣」の“ハジケ具合”がやはり一番の見どころで、金髪頭に白スーツ姿の木村一八が、バスジャックして狂ったように拳銃を振り回す場面や、ケラケラ笑ってマシンガンをブッ放す荻野目慶子の怪演は、見る者の目を画面に釘づけて離さない。かれこれ20年以上も前の映画ながら今もって色褪せないのは、ひとえにこの作品のそんな突拍子もない“ハジケ加減”にあるようだ。
(2013/2/3)

トップへ