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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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エアポート'75
AIRPORT 1975

エアポート'75
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1974年
アメリカ
時間107分
監督ジャック・スマイト
脚本ドン・インガルス
音楽ジョン・カカヴァス
出演チャールトン・ヘストン、カレン・ブラック、ジョージ・ケネディ、リンダ・ブレア、スーザン・クラーク、グロリア・スワンソン

 今でこそ航空パニック映画は数あるが、この映画が製作された74年当時は、この作品の前にジョージ・シートンの「大空港」があったくらいのものだった。ところが豪華オールスター・キャストが売りのこの作品が大ヒット。そこで二匹目のドジョウを狙って登場したのが本作だ。そしてこちらもケッコウ受けたため、題名の『AIRPORT』に年号を振った『'77』『'80』に繋がるのだが、こちらは残念ながら三匹目、四匹目のドジョウとはならなかったような記憶がある。

 そこで本作だが、前作「大空港」がそうだったように、ここでもいわゆる「グランド・ホテル」形式で登場人物を紹介。つまり、パイロットや客室乗務員、そして多彩な乗客たちの職業や身体上の問題点などを見せてそれとなく伏線を張ったあと物語がスタートする、と云った作劇スタイルだ。

 コロンビア航空のジャンボ機がワシントンのダレス国際空港からロサンゼルスへ向けて飛び立つ。だが、折からの雷雨で予定のコースに濃霧が発生。やむなく同機はソルトレイクシティ国際空港への緊急着陸を余儀なくされる。ところがその同じ時刻に、近くを飛んでいた小型セスナ機のパイロットが突然の心臓発作を起こし、降下中だったジャンボ機のコックピット右前面に激突する。そしてその衝撃で副操縦士は機外へ放り出され、機長まで重傷を負いジャンボ機は操縦不能の状態に陥ってしまうのである。かくて高度数千フィート上空での、目が離せない人間ドラマが幕を開けることになる――。

 かれこれもう40年も前の作品ながら、コックピットの大破したジャンボ機が悠然と空をゆく場面や、そのジャンンボ機の破壊された穴へ、ヘリにつるしたパイロットを降下させんと試みる場面など、今見てもヒヤヒヤさせるほど視覚効果が見事だ。そして何よりもこの作品がユニークなのは、スカイ・パニック物の定番であるそのパニックの元凶となる“ハイジャック犯”や“爆弾犯”が登場しないことだろう。そう、パニックの元となるものはここでは単なる“航空事故”でしかないのだ。つまり、悪人は一人も登場しないのである。だからその分この映画、スリルとサスペンスを盛り上げる材料が少ないことになるのだが、手に汗握る興奮が終盤まで途切れることはない。
(2013/2/25)

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