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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ショート・サーキット
SHORT CIRCUIT

ショート・サーキット
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1986年
アメリカ
時間98分
監督ジョン・バダム
脚本S・S・ウィルソン、ブレント・マドック
音楽デヴィッド・シャイア
出演スティーヴ・グッテンバーグ、アリー・シーディ、ブライアン・マクナマラ、フィッシャー・スティーヴンス

 彼の名は「ナンバーファイヴ」。そう、この物語の主人公だ。彼は最先端の技術で開発された兵器ロボット5基の中の5体目だ。そしてそのロボを開発した会社が、軍の関係者や議員を集めて売り込みをしているさ中にそれは起きる。折からの落雷が、電源近くにいたナンバーファイヴを直撃したのだ。回路に障害をきたしたナンバーファイヴは誤作動を起こし、たまたまそこに止まっていたゴミ回収車に押し込まれて街へと運ばれていく。慌てたのは会社の社長だ。コンピュータによるコントロールにも応答しなくなったこのロボが、もしも人間に向けてレーザー光線を発射するようなことがあれば、それこそ大変なことになるからだ。かくて社長は、今や野放し状態となった殺人兵器ロボ「ナンバーファイヴ」の破壊命令を下すのである。だが、ロボットの生みの親スティーヴ・グッテンバーグ扮するクロスビー博士は、「兵器」とはいえ苦労して作り上げた我が子のようなこのマシーンを、何とか無傷で回収しようと動き出す――。

 「サ−キット」の名が付く題名からは、何となくクルマやバイクなどのスピードレースを思い浮かべるものだが実はそうではない。これは落雷による電気回路の漏電(ショート)が原因で始まる物語、なのだ。落雷が怪物を蘇生させる話しは、あの“フランケンシュタイン”以来よくある話しで、ストーリー的に新味があるとは言い難いが、ここではその主人公がありきたりなバケモノなどではなく、どこか可愛げのある小型ロボであるところがユニークであり斬新なところでもある。しかも本来、喜びや悲しみなどの感情を持たぬ無機質なロボが、「ショート」をキッカケに少しずつ人間的な“感情”を持ち始め、途中で出会うことになる動物好きなヒロイン、アリー・シーディの感化により、分厚い辞書を猛スピードで読破したり、当時はやっていた「サタデー・ナイト・フィーバー」をTVで観てトラヴォルタ並みに踊ってみたりと、自分で自分に沢山の情報をインプットしながら“おりこうさん”になっていく過程など、お客を喜ばせるシカケがいっぱいだ。この夏休みに親子で楽しむにはもってこいの一篇だろう。

  なお、2008年に公開されたディズニーアニメ『ウォーリー』(当コラムにも掲載)が、本作のナンバーファイヴとそっくりなのをご存じの方も多いだろう。しかし、“現代”が舞台の本作と、“29世紀の地球”が舞台のそのウォーリーとの間には、ザンネンながら何の繋がりもないらしい。
(2013/8/8)

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