正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ジャックと天空の巨人
JACK THE GIANT SLAYER

ジャックと天空の巨人
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2013年
アメリカ
時間114分
監督ブライアン・シンガー
脚本ダーレン・レムケ、クリストファー・マッカリー、ダン・スタッドニー
音楽ジョン・オットマン
出演ニコラス・ホルト、エレノア・トムリンソン、スタンリー・トゥッチ、イアン・マクシェーン、ビル・ナイ、ユアン・マクレガー

オフィシャルサイト

 もちろんこれは、あの有名なイギリスの民話がベースのファンタジー・アドベンチャーだ。だから物語はしごく当然のように「昔々」風に始まる。それはこうだ。ある時、天空に住む巨人たちが「豆の木」を伝って降りてきて人間との間で壮絶な戦いとなる。だが、時の王は巨人の心臓を溶かして作った「魔法の王冠」で巨人たちを屈服させ、彼らの故郷天空の国へと追い返した、というものだ。

 で、農民の青年ジャック(ニコラス・ホルト)の登場となる。貧しい彼は、何がしかのお金を得るため向かった街で、馬と引き換えに修道士から豆の種を託される。だがその夜の雨で種が発芽し、たまたまジャックの家で雨宿りしていた王女イザベル(エレノア・トムリンソン)もろとも、巨大な蔓となった豆の木はシュルシュルと天空高く伸びていくのだ。

 そうなのである。この辺りまではほぼ民話と同じ展開だ。ただ違うのは、元ネタの民話がわずかな人物しか登場しないのと違い、映画版のこちらは、黄金の鎧で身を固めた国王をはじめとする数百の騎馬団や、7メートルを超す巨人たちが、それこそゾロゾロと登場するのだから、その賑やかさスケールのデカさは、3Dならずともスクリーンを圧倒してあまりある。

 かくて、地上に残されたジャックと王の家臣たちの、いわば“イザベル救助隊”が空高くそびえる「豆の木」を登り、巨人の国“ガンチュア”を目指すことになる。そして後半に入ると、今度は逆にその巨人たちが「豆の木」を伝って人間たちが住む地上へと地響きたてて攻め込んで来る、と言う訳だ。もちろんその、人間対巨人族との攻防戦が一番の“見せ場”だが、小さな子供たちには、人間が大好物な巨人たちが逃げ回る兵士を捕まえてはバリバリ喰うシーンなど、けっこうコワイ“見せ場”だろう。さらに、主人公ジャックと王女イザベラの身分を越えたロマンスを絡ませるなど、監督ブライアン・シンガーはこの手のファンタジーの王道的ストーリーを踏襲するかのように、終始「正統派調」で見る者を引っ張っていく。

 それにしても、凶暴さや狡猾さを強調するためのシカケかも知れないが、巨人たちのあまりの「薄汚さ」には興が覚めた。ま、それでも「見世物大型電気紙芝居」として見れば、楽しめるほうだろう。
(2013/8/13)

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