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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1994年
アメリカ
時間121分
監督ジョエル・シューマカー
脚本アキヴァ・ゴールズマン、ロバート・ゲッチェル
音楽ハワード・ショア
出演スーザン・サランドン、トミー・リー・ジョーンズ、ブラッド・レンフロ、メアリー=ルイーズ・パーカー

 劇場公開時にスクリーンで観たときはそこまで面白いとは思わなかったのに、久々にDVDで見て面白いと感じたのが本作だ。なおこの年は、シュワちゃんの「トゥルー・ライズ」や、キアヌ・リーヴスの「スピード」など“超”のつくヒット作が公開された年で、たぶんそんな中で本作を見たボクの目には、どうやらそれらと比べて“たいしたことない”と映ったのかも知れない。そこで本作だが――。

 親に隠れてタバコを吸おうと、11才の少年ブラッド・レンフロが弟をつれて森へ入る。するとそこに、排ガスを車内に引き込む怪しげなクルマを発見。不穏な空気を感じ取った少年は排気筒のホースを一度はずすものの、中にいたマフィアとつながる弁護士の男につかまり、一緒に死のうと迫られる。だが結局、少年は男の隙をついてクルマから脱出。弁護士の男はひとり拳銃で自殺するのだが、オープニングからこのあたりまでの導入部からして、実にハラハラと気をもませて見る者を一気に話の中に引き込んでいく――。

 物語は、その弁護士の男とマフィアの関係や、マフィアが殺した上院議員の遺体の隠し場所を知ってしまった少年が母親や弟にまで危険が及ぶと知り、自分と家族を守るため弁護士を雇おうとすることで大きく動き出す。そこで登場するのが女弁護人のスーザン・サランドンだ。しかし、彼女もまた、夫の裏切りで愛する家族を失うという辛い過去をもっていた、という設定だ。

 このふたりに絡んでくるのが、少年がこの事件に何らかのカギを握るとみるFBIと、政界進出の野望を持つ検事局のトミー・リー・ジョーズたち猛者ぞろいの男たちだ。そんな男たちを向こうに回して一歩も引けをとらぬ弁護士サランドンもだが、小生意気で悪知恵だけは大人並みのB・レンフロ演じる子供が、見ていて腹が立つほど憎たらしいガキになり切っていて、まさにそんな“オトナ顔負け”の好演が見どころでもある。しかしそのレンフロ、実生活ではその後、薬物所持で逮捕されたり飲酒運転で収監されたりと荒れた暮らしぶりで、わずか25才でこの世を去っている。

 思えば劇場で見た「トゥルー・ライズ」も「スピード」もハデなアクションが売りだったが、主人公たちの精神面での葛藤がメインの本作は、やはり自宅でくつろいで見るDVD鑑賞がベストなのかも知れない。
(2013/8/23)

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