正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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スカイ・キッズ
THE FLYBOYS/SKY KIDS

スカイ・キッズ
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2008年
アメリカ
時間104分
監督ロッコ・ドゥヴィリエ
脚本
音楽ライル・ムーア
出演ジェシー・ジェームズ、ライリー・マクレンドン、スティーヴン・ボールドウィン、トム・サイズモア

 いかにも“お子様向け”的な題名のためか、レンタル店の新作コーナーに並びながら、いつみても所在なさげに売れ残っている本作だが、ところがどうしてこれが、世界の映画祭で66個もの映画賞を獲得した“スグレモノ”なのだ。そう、そんな子供向けタイトルとは裏腹に、意外にもオトナも楽しめる痛快作なのだ。

 西海岸の小さな田舎町に母親と越してきたタフな転校生カイル。彼は転校初日に、イジメられていたジェイソンを助ける。そして、これが元で二人は仲良くなるのだが、まず、オープニングのこのあたりから面白い。カイルが凄んでみせる悪ガキを一発でノシたり、その悪ガキが連れてきた鼻ピアス男の鼻鎖を、これまた引きちぎったりと、そんなカイルの小気味よいアクションは見ていて思わず拍手、である。

 こうして、親友となった二人の冒険が始まるのだが、そのスタート具合もいかにも有りそうで、話の流れにムリがない。たとえば、ジェイソンにはパイロットの叔父さんがいて、飛行場は小さいころからの遊び場であり、操縦席の計器の扱いも、見よう見まねで“少し”は分かるのだ。そしてその“少しは”の部分がハラハラ・ドキドキに繋がるワケだ。そんなある日、いつものように飛行機にもぐりこんで遊んでいた二人に、思わぬピンチが降りかかる。銃を持った男2人が突然機内に乗り込んできたのだ。カイルたちは荷物室に身を隠すものの、まさかそこに子供が乗っているとはツユ知らぬ男たちは、荷物室に怪しげなカバンを押し込むと、そのまま機を離陸させてしまうのである。

 そうなのである。これは子供にはハードすぎる空駆ける大冒険物語なのである。もちろん、少年ふたりの友情物語が軸であり、見方によっては甘めな一面もあるものの、飛行機の持ち主であるマフィアのボス、トム・サイズモアと、弟マフィアのスティーヴン・ボールドウィンの心優しき悪党兄弟を絡めることで、話の幅を広げたところがこの作品のうれしいところだ。中でもマフィア兄弟が、自分たちの命を狙った相手が誰なのか探るために拉致したカイルとジェイソンが、オモチャの銃で“マシンガンごっこ”してはしゃぐ姿に、自分たちにもあんな時代があったなと、感極まって涙するシーンは、アクション物には珍しくもホロリとさせるいい場面だ。未公開とはいえ、まさに、キッズ映画と云えども侮りがたし、である。
(2014/1/16)

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