正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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正統派映画評!『映画開拓史』点数の数え方

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Jocasi

個別映画評

エージェント:ライアン
JACK RYAN: SHADOW RECRUIT

エージェント:ライアン
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2014年
アメリカ
時間106分
監督ケネス・ブラナー
脚本アダム・コザッド、デヴィッド・コープ
音楽パトリック・ドイル
出演クリス・パイン、ケヴィン・コスナー、ケネス・ブラナー、キーラ・ナイトレイ、ノンソー・アノジー、コルム・フィオール

オフィシャルサイト

 “ジャック・ライアン”と言えばアメリカの作家トム・クランシーのスパイ小説に登場する主人公の名だ。これまでにも映画ではアレック・ボールドウィンやハリソン・フォード、あるいはベン・アフレックなどがその役を務めているが、 ここでは2009年公開の「スター・トレック」で若き日のカーク艦長を演じたクリス・パインが、その若き日の“ライアン”に扮して登場する。つまり、「スタトレ」でもこの「ライアン」でも、どちらもシリーズの“若返り”を狙った構成になっている、と言うワケだ。

 オープニングは海兵隊員のライアンが、アフガニスタン上空で敵の攻撃に合い、コントロールを失ったヘリもろとも墜落していくエキサイティングなシーンに始まる。そしてそこで重傷を負うものの九死に一生を得るライアンを、懸命に支えるのが医学生キャサリンのキーラ・ナイトレイだ。もちろんこの二人が主人公で、当然のようにふたりは恋に落ちるのだが、もし本作に続編があるとすれば、おそらく彼女がこのあとライアンの未来の妻、キャシーになる設定なのだろう。ところがここでは、そのふたりのこの恋模様がさして面白くはないばかりか、ライアンがこのあと戦うことにななる肝心の“敵”なるものの姿が、今ひとつハッキリしないのだ。そのために肝心のアクション・シーンがどれも空回り状態で、こちらも面白いとはあまり感じない。これってこの手のアクション物に取っては致命的な欠陥、としか言いようがない。だってアクション物には明確な“敵の姿”が不可欠で、それがなければ面白い筈がない。

 で、その物語だが、あの9・11事件を学生のころ目撃するライアンは、今はCIAにスカウトされウォール街で不審な経済活動を監視するアナリストとして活躍している。そんなライアンの情報分析力を高く評価するのが上司のケヴィン・コスナーで、彼をアナリストからエージェントに抜擢するばかりか、ロシアを拠点に世界経済に影響を及ぼす謎の実業家ケネス・プラナーの動きを探らせるべくロシアへと送り込むのだ。かくてライアンはスパイ経験ゼロながら、大胆かつ機敏に任務をこなしつつ、世界規模のテロに立ち向かう一流のエージェントとして成長していくことになる。

 ま、監督のケネス・プラナー自身がワルの親玉を演じるという、一番おいしいところを“ごちそうさん”していることが、アクション物のミソとも言えるスリルとサスペンスの味付けを、どうやら“甘口”に変えたたようだ。しかしこれでは観客の、“ごちそうさん”は聞けないだろう。
(2014/03/05)

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