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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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西部開拓史
HOW THE WEST WAS WON

西部開拓史
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1962年
アメリカ
時間165分
監督ヘンリー・ハサウェイ、ジョン・フォード、ジョージ・マーシャル
脚本ジェームズ・R・ウェッブ
音楽アルフレッド・ニューマン
出演キャロル・ベイカー、ジェームズ・スチュワート、ジョン・ウェイン、デビー・レイノルズ、グレゴリー・ペック

 この映画は、縦9メートル横25メートルの巨大スクリーンに、3台の映写機で同時に映写する、いわゆる“シネラマ方式”で公開された歴史的超大作だ。そのキャッチ・コピー“これがシネラマだ!”にツラれて、それがどんなもんかとワクワク気分で劇場へ出かけたのを、まるで昨日のコトのように思い出す。そしてそこで目にした湾曲する大画面の景観の何とダイナミックなことか!思わず息を飲んだものだった。

 で、そのストーリーはと言うと、題名通りアメリカ西部開拓時代の黎明期に当たる、1830年代から1880年代までのある一家の開拓の歴史を、5つのエピソードで綴る物語だ。しかもその監督を、『駅馬車』を始めとする一連の西部劇で、“西部劇の神様”と呼ばれていたジョン・フォードを筆頭に、それまでアカデミー賞とは無縁だったジョン・ウェインを、自作のウエスタン『勇気ある追跡』で念願の主演男優賞に導いたヘンリー・ハサウェイ。さらには軽妙洒脱なコメディを得意とした名匠ジョージ・マーシャルなど、当時の一流監督三人が名を連ねるという、正に夢の超大作、でもあったのだ。

 お話は農民のカール・マルデン一家がイカダを組んでオハイオ川を下り、未開の地を目指す第一話に始まり、セントルイスでキャバレーの歌手となった一家の次女デビー・レイノルズに引き継がれる第二話へと繋がっていく。ここでは賭博師のグレゴリ・ペックが登場したり、西へ向かう幌馬車隊の隊列がインディアンの急襲を受けたりと、西部劇らしいアクション・シーンが満載だ。

 そして第三話で描かれるのは、アメリカが二つに分裂して争ったあの「南北戦争」だ。そうなのである。一家の孫たちがこの戦争に巻き込まれていくのである。第四話ではアメリカの歴史上忘れてはならない大工事、大陸横断の鉄道工事がメインだが、ここでは機関車の転覆シーンが大迫力だ。そして第五話。保安官になつた一家の甥っ子ジョージ・ペパードが、列車を襲撃する強盗一味を退治。西部に法と秩序をもたらしてメデタシ、メデタシ、と相成る次第だ。

 それにしても、イカダでの激流下りに始まり、インディアンの襲撃、野牛の暴走、機関車転覆と、巨大画面で観るこれらのアクション・シーンの迫力はこの当時、相当なものだった。もう50年以上も前の古い映画だが、忘れ得ぬ一本である。劇場離れが加速する今、“シネラマ”の復活も面白そうだ。
(2014/4/23)

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