正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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悪魔の追跡
RACE WITH THE DEVIL

悪魔の追跡
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1975年
アメリカ
時間89分
監督ジャック・スターレット
脚本リー・フロスト、ウェス・ビショップ
音楽レナード・ローゼンマン
出演ピーター・フォンダ、ウォーレン・オーツ、R・G・アームストロング、ララ・パーカー、ロレッタ・スウィット

 終わり良ければ総て良し、とすんなり行かないのがこの映画だ。それは本作の持つ不気味な余韻が、見終えてもなお、ぞろろっと尾を引くからだ。恐怖映画もさまざまあるが、本作ほどその気色の悪さが持続する作品は、そうざらにはあるまい。

 物語は、バイク工場を共同で経営するピーター・フォンダとウォーレン・オーツの仲のいい男ふたりが、それぞれの奥さんに扮するララ・パーカーとロレッタ・スウィットと、それに劇中での愛犬ジンジャーを連れて、バス、トイレ、キッチン、それにテレビまで備えたキャンピング・カーでレジャー旅行へ出かける、と言うのがコトの発端だ。
 その四人が途中の川辺で旅の一夜を楽しんでいた時、彼らは“悪魔族”みたいな連中の怪しげな儀式を目撃する。それはひとりの若い女が、さながら生贄のごとく殺害されるという、何ともおぞましい光景だった。だが、その望見を連中に悟られた四人は、執拗で激しい追跡を受けることになる。そう、そしてここに「悪魔の追跡」が始まることになる――。

 さらには彼ら夫婦が立ち寄った町の図書館で、「他言はするな」との連中の警告を無視して“悪魔族”について調べたり、地元の警察にあの殺害現場の調査を依頼するなどしたため、シャカリキ怒った彼らに徹底的に追われるハメになってしまう。不気味なのはその警察の中にも一味とおぼしきヤツがいたり、逃げてたどり着き、ホッと一安心したキャンプ場の客もどこか怪しかったりと、見ているこちら側も気の休まることはない。

 かくて、そんな手を変え品を変えての恐怖場面が連続することになるのだが、愛犬のジンジャーがキャンピング・カーの中でなぜか突然、怯えるように唸り声をあげ出す場面あたりから、この監督ジャック・スターレットのショック演出が冴えてくる。中でも、狭い車内で突然ガラガラヘビに襲われる場面など、結構コワい。たとえば、キッチンの戸棚を開けるといきなりそこからヘビが飛び出す場面とか、やっと一匹やっつけたかと思ったら、さらにもう一匹残っていてシャーツと牙を剥く場面は、劇中の人間ならず見ている方もビビるほどだ。

 これは、もうかれこれ40年も前の作品ながらその“後味”の悪さから、今もって記憶の底にくすぶり続けるそんな逸品である。
(2014/7/17)

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