正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
映画評の続きを読む

映画評のアクセスランキング

次郎長三国志

蒲田行進曲

飛べ!ダコタ

正統派映画評!『映画開拓史』点数の数え方

点数の数え方

正統派映画評!『映画開拓史』のスポンサー

Jocasi

個別映画評

バグジー
BUGSY

バグジー
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1991年
アメリカ
時間136分
監督バリー・レヴィンソン
脚本ジェームズ・トバック
音楽エンニオ・モリコーネ
出演ウォーレン・ベイティ、アネット・ベニング、ハーヴェイ・カイテル、ベン・キングズレー、エリオット・グールド

 “バグジー”とは、30年代のNYに実在したギャング、ベンジャミン・シ−ゲルに付けられたあだ名だ。しかもそれは“ばい菌”とか“害虫”などを指す人をさげすむ蔑称だ。だがそう呼ばれたこの男、それまで砂漠だった土地を、今や世に知らぬ者なきあの歓楽街“ラスベガス”に変えた男なのだ。そしてもちろん、これはその男“ベンジャミン“バグジー”・シーゲル”の物語だ。

 ウォーレン・ベイティの“バグジー”は一見穏やかな表情の紳士だが、だがその実態は見かけとは裏腹な気性の激しいしかも性急な男だ。ある時など、縄張り拡張のため向かったハリウッドで一軒の高級邸宅に眼を付けると、そこへドカドカと上がり込んでは札束を積み上げ、ウムを言わさず買い取る、そんな男だ。そう、ひとたび欲しいと思ったモノは、たとえそこが人の住む屋敷でも、その場で手に入れねば気が済まぬ男なのだ。

 そんな彼がある日、アネット・ベニング扮するハリウッド女優のバージニアと出会う。そして共に気性の激しさでは似た者同志のふたりは、当然のごとく激しい恋に落ちていく。そうなのである。実はあの世紀の歓楽街ラスベガスは、このバージニアに恋してしまったバグジーが、彼女のニックネームにちなんで建てたホテルから始まるようなものだからだ。そのころまだ砂漠の中の中継点でしかなかった小さな町に目を付けたバグジーが、そこにアメリカ最大級のカジノ付きホテル、その名も“フラミンゴ”の建設を思い立ったことが、あのとてつもない巨大歓楽街へと繋がることになるからだ。

 そしてもちろん、これはそんなベガスの誕生秘話では決してない。ここに描かれるのは、そのバグジーが、巨額に膨れ上がる建設資金の調達に奔走する姿であり、そこから生まれるギャング仲間とのトラブルや、その資金をめぐる彼ら同士の疑心暗鬼が話の骨子として語られるのは言うまでもない。中でも恋人のバージニアまででもがその大切な資金を横領するくだりが、話のアクセントとしておもしろい。

 そう、映画って本当に面白いものだ。だってそうだろう。1930年代アメリカNYのギャングたちがたむろする世界を大枚はたいて再現し、あの“ラスベガス”の夜明け前を、まざまざと見せてくれるのだから……。
 これだから映画はやめられない。
(2014/10/13)

トップへ