正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
映画評の続きを読む

映画評のアクセスランキング

次郎長三国志

蒲田行進曲

飛べ!ダコタ

正統派映画評!『映画開拓史』点数の数え方

点数の数え方

正統派映画評!『映画開拓史』のスポンサー

Jocasi

個別映画評

マッドマックス 怒りのデス・ロード
MAD MAX: FURY ROAD

マッドマックス 怒りのデス・ロード
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2015年
オーストラリア
時間120分
監督ジョージ・ミラー
脚本ジョージ・ミラー、ブレンダン・マッカーシー、ニコ・ラソウリス
音楽ジャンキー・XL
出演トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース=バーン、ライリー・キーオ

オフィシャルサイト

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマックスが帰ってきた。監督は前三作と同じジョージ・ミラーだが、しかし、主人公を務めるのは、マックス役はお馴染みメル・ギブソンに代わり、このコーナーでも取り上げている「ドット・ジ・アイ」や、最近では2012年の超大作「ダークナイト・ライジング」でバットマンの強敵を演じて男を上げた好漢、トム・ハーディがバトンを継ぐ。どうやらこのあたりが本作の見どころでもあるようだ。

 核戦争により水や石油、さらには食糧さえままならぬ荒廃した世紀末。そんなデストピア(終末世界)の砂漠をひとりさまよっていた元警官のマックスは、白塗り姿の武装集団ウォー・ボーイズなる兵士の一団に捕まり、ヒュー・キース=バーンの独裁者が君臨する要塞に監禁される。そんな時、独裁者の美しい5人の女たちが、彼の右腕だった女戦士シャーリーズ・セロンに率いられて逃亡する事件が発生する。女たちは神として君臨する独裁者に見切りをつけ、砂漠の果てに存在すると噂の理想郷“緑の地”を目指すことにしたのだ。しかし、裏切りを知った独裁者は怒り狂い、大量の車両と武器を従え、容赦ない追跡を開始する。いまだ囚われの身のマックスもまた兵士の“輸血袋”として改造武装車の最先端に縛りつけられたまま、有無を言わさずその追跡隊の先頭に引き出されてしまうのだ――。

 超攻撃型の武装車両や改造バイクが、巨大な砂嵐や果てなき荒地をモノともせず、爆走し激突するド派手なアクションが随所で炸裂。そればかりか、新マックス役トム・ハーディのタフガイぶりはもとより、上半身白塗りの男たちが奇声を発し、アクロバティックに躍動しながら繰り広げるバトルは、観客の血までフツフツと沸かせてしまう程だ。そこに複雑なストーリーなどない。“逃げる、追っかける”だけで見せる。ただそれだけなのに、見ている観客はまさにスクリーンの中の登場人物同様、ハラハラドキドキ感を存分に味合うことになる。永年映画を見てきたが、これほどまでの疲労感(良い意味での)を感じさせる映画はなかったと思う。しかもラストでこのアドレナリン全開のノンストップ・チェイスを締めくくるC・セロンの女戦士が、何と粋でカッコいいことか。凄い映画だ。
(2015/07/05)

トップへ